ブラック研究室へようこそ!

大企業を退職して個人事業主になった日常、ブラック研究室のエピソード、Web/アプリ開発の備忘録など。

みんなFIREして隠居したいよね

どうも、べっくすです。

 

みなさまは、FIREって言葉ご存知ですよね?

Financial Independence, Retire Early

 

経済的自立、アーリーリタイア。

もう一生分稼いだので仕事引退します、ってやつです。

隠居というやつです。

周りにも投資や副業を始めてFIREを狙ってる人いるんじゃないでしょうか。

 

じゃあFIREするための方法、特別に伝授していきますか。

と、言いたいところっすけど、

かく言うわたくし、貯金もたかが知れている状態で会社を辞め、フリーランスエンジニアとしてこれからイチから何でもやっていくぞ!という状態で、

FIREとはまさに雲の上の存在。

 

いいなぁ。。

いいよなぁ。。

うらやましい…。隠居してぇ。

わだじぼFIREじだい!(わたしもFIREしたい)

 

ええ、そうです。今回はただFIREって憧れるよねってことを言いたいだけで書いております。これを読んで何か学び得ることは多分ないと思います。

しょうもな!!何の価値もない!消せや!

 

そう言えば、余談ですが、

fireっていう単語自体、「解雇する、クビにする」

という意味があるはずなんですけど、

今流行っている「ええ、わたくし時は満ちましたので、辞めさせていただきますわ」

という使われ方と比べると、まさに正反対なんですよね。

 

要は、やるか、やられるか、ってことですよ。

(は?)

 

 

というわけで、どういうパターンがあるか見ていきましょう。

 

 

①株・FX・仮想通貨などの投資でFIRE

これについては、僕は知識がなく全くわからんです。

株ってこの時代、そんな何億も稼げるのでしょうか。

スタイル的には、月収的に会社員をせずに毎日取引をしていた方が儲かるので、

こちらに集中して専業されている方が多いイメージでした。

 

FXは、危ないから辞めとけと言われた記憶しかありません。

 

あとは、仮想通貨。

仮想通貨で夢見るのも時代遅れといったところでしょうか。

ひと昔、ビットコインが高騰したことで、知り合いの知り合い数人が、

「おくりびと」(億以上稼いだ人)となって、会社を辞めていった記憶があります。

 

僕はもちろん当時、未来の自分から「ビットコインを買っとけ」というお告げが無かったので、買っていませんでした。

頼むよ、未来の自分。。

 

このテーマに関しては、将来、ある程度軍資金ができた時に、

「銀行に預けるよりも金利がとっても良いよ」といったよくあるスタンスに乗っかって、資産運用ができたら良いかな、と思っています。

 

②会社在籍中に、副業が儲かってFIRE

これよこれ!これできたら一番かっこいいパターン。

 

会社に在籍していたら、自由に使える時間なんて、

平日の夜か、土日しか基本ないでしょう。

 

会社の仕事だけで疲弊していたり、モヤモヤと考え事を引きずってしまったりで、

メリハリつけてテキパキと未来に向かって時間を投資できる人ってなかなかいないんじゃないかと思います。

だいたい休みなんて、ぼーっとYouTube見て終わっちゃうよね。

 

副業のパターンとしては、マンション投資か、何かのせどり、Webサービスの企画・開発、といったところでしょうか。

 

実は、僕、このパターンを一度夢見て、2年ほど行動していた時期がありました。

 

このことについては、詳しくまた書こうと思いますが、

会社の同期1人と、たまたま知り合った年上の方1人と、僕の3人で、

Webやアプリの新サービスを企画・開発・運営をしていました。

(モノの製作が僕、あと2人は企画、という体制)

 

結果は、お察しの通り、大失敗。

Webサイトも立ち上げ、アプリもストアに配信して、集客をひたすら狙ったのですが、

閑古鳥も泣いてくれないほど利用者がおりませんでした・・。

そして最後は、お待ちかねの喧嘩別れ。

人同士って、最初どんなに仲良くても、揉めるし、ギスギスするものです。

2年間で特にこれといった結果が出せず、ズルズルやってたらそりゃ喧嘩するわ。

 

まぁ、こういうのは企画の段階で大体ギスギスして、実際に製品を出すともなく解散というのが多い中、

製品が出せただけ上手くいったとポジティブに考えることにしましょう。

 

絶対に許さねぇけどな!

 

とにかくWebサービスを作って当てるというのは、本当に難しいと改めて実感しました。

でも、生きているうちに一回は当ててみたい。。

おねがぁ〜い。

 

③フリーランスで仕事をこなしつつ、空き時間でサービスを作って当ててFIRE

これから僕はこのパターンを目指して頑張ってゆきます。

フリーランスでは、平日7〜8時間必ず拘束されるなどはなく、自由に仕事をする/しないを設計できます。

まぁ自由という名の罪です。生きるも死ぬも自分次第。

 

この采配が上手くいけば、会社員時代よりもストレスフリーに、

空き時間で何かWebサービスを考えて、作って・・のサイクルをよりよく回せるかもしれません。

やるしかないね!

 

ぼちぼち頑張ってみます。

あと、アイディア枯渇中なので、絶賛募集中です〜。

 

では、また〜。

 

 

 

【大企業辞めます】決意。そして、フリーランスの世界へ・・

お久しぶりです。べっくすです。
お恥ずかしながら、3〜4年ぶりに記事を書いております。

なぜブログ復活?

なぜブログを復活させたかと言うと、

今書きたいことができたのと、これから書きたいことが山積みになっていきそうな、
そんな春?いや、夏?の足音が聞こえてきたからなんです。

うまい言い回しとかパッと言いたいけど、相変わらず言えてない。
だって、伝えたい気持ちだけが先行して、バーンみたいな状態。
つまり、もうね、書かなくても伝わってよ!って感じ。
ていうか、なんで伝わらないの?って感じ。
困ったものです。

これからちゃんと飽きずに書き続けようと思います。(ほんとだよ)

超絶ホワイト大企業をあっさり辞めます

夏?の足音というのは、これです。

7年半勤めた超絶ホワイト大企業を退職します!

たまに「株式会社○○を、たった1年半で辞めました」のように、
堂々と会社名書いている方がいますが、すげーと思う。
ブランディングの為なのはわかりますが、「あいつだ!」って思われるとちょっとね。。

ただ、誰でも聞いたことのある通信会社とだけ書いておきます。

世の中には、『会社辞める辞める詐欺』というのが横行していまして、
僕もよくやっていました。常習犯でした。
(主に会社同期の飲みの場などにて)

けど、今回は違います!ガチのやつです!

会社にも申し出ました。正式に2022年8月末をもって退職となります。
もう、振り向かない。

これから、会社を辞め、どう生き延びていくのかを、リアルに切々と書き綴っていこうかと思っています。
何卒、よろしくお願いします。

どうした? 何があった? 話聞くよ?!

3年前ぐらいからずっと辞めようか悩んでいました。

別に、「この人が嫌!」とか、「あの仕事がしんどい!」とか、
特別言うほどのことはありませんでした。
悪い人は居ませんでした。皆様、ほんとに良い人です。

ただ。ただただ、つまらないと思ってしまったのです。
システム部門とは言えども、発注側、つまり上流の上流工程の仕事でした。
自身たちでモノを作ったりしません。作ってもらうための仕様をまとめたりします。

大学時代、プログラミングを独学で学んだり、いろいろ作ってみたりした結果、
自分で手を動かしてのモノづくり=楽しい、 というのが脳に焼き付いて今でも取れないのだと思います。

上流工程はホワイトで、下流にいけば行くほど、それこそブラックになるのだと、一般的に言われている中、
ホワイトな立場を自分で蹴っちゃいます。贅沢な話なのかもしれません。
本当に困ったものです。

あとは、
システム部門だと胸を張って言えない仕事、根回しのための会議に費やされる時間、、
40歳・50歳になった時に、自分の手元には何が残っているんだろう?

そう、不安になりました。
この会社に特化したスキルが育ち、極まることで、果たして何になるのだろうと・・。

人によって、何に重きを置くべきかなど、価値観はそれぞれ違いますが、
僕はそう思ってしまったのです。。

俺の誇れる“俺”になるんだ!!
カバネリだっけ? まだ観てないけど、いい言葉ですねぇ。

やってやるぅ。やってやるぞぉ。

今後の方針についてなどなど、また書いていきます! ではまた!

Phase31 指導体制がさらに崩壊していてブラック

 

blacklab-blog.net

 

前回のとおり、後輩のゴール君は海外逃亡しちゃうし、

ハッカーは別のデスマプロジェクトに引っ張られるし、

ちびっこ先生はプ〜クスクスと含み笑いだけして助けてくれないので、

動画圧縮チップは、絶賛ワンオペ開発中となっている修士2年の夏。

 

憩いの場は、スーパー銭湯のみ。

発散の的は、研究室のソファーのみ。

超絶激務ブラックを味わっていた。

 

この状況下で「大変だ!大変だ!」と慌ただしくしている人物がいた。

それは、諸悪の根源である、教授だ。

 

「君に構ってる暇無いから!!」

「オメェの席ねぇから!!」ばりの名言が、今日もこのブラック研究室で生まれるのであった。

 

教授の興味は今や、音声チームの『ファービープロジェクト』と、僕が絶賛ワンオペ開発中の『動画圧縮チップ』の進捗のみ。

それ以外の事柄・人物は、もう眼中にはなかった。

 

この状況にもっとも悪戦苦闘していたのが、

初登場の、1コ下の出来の悪い後輩(音声チーム)、山田だ。

 

[NEW]1コ下の後輩③: 山田

音声チーム。出来が悪いとのことで、ファービープロジェクトにはもちろん参加していない。

男。甘いフェイス。イケメン。

「すごぉいですねぇ」と小学生並みの感想しか言わないけど、後輩としては可愛い部類。

 

山田は、修士1年になり、卒論のテーマはボツにされ、

学会とかいう前に、この先何を研究してよいかわからない状況にいた。

しかも、絶望的なデスマーチを2つ抱えているこの研究室の状況が状況だけに、

超放置系ブラックを喰らっていた。

 

山田「先生、僕はこの先研究、どうしたらいいですか?」

教授「今君に構ってる暇、無いから!!」

山田「ほえ・・」

 

こんな調子だった。

 

 

山田の聞き方も直球過ぎてどうかと思うが、

この返しはさすがに可哀想過ぎる。もう先生名乗るんじゃない!っていうレベルだ。

 

 

とまあ、こんな感じで元々あってないようなもんだったが、

指導体制はさらに酷い状況になっていた。完全に崩壊していた…。

 

そして全く指導されていないせいなのか、山田自身のせいなのかわからないが、

彼はゼミの発表で2つも伝説を作った。

 

山田のゼミ伝説①「はい!目視です!」

山田は、久々に、音声のシミュレーションのプログラムを作るという、直近の課題を与えられ、

このゼミ発表で、進捗を報告するという。

 

山田「先週先生からもらったテーマのシミュレーションのコードは、8割ぐらい書けました!!」

教授「ほう!進んだのか!!ニッ」

ちびっこ先生「意外とやるじゃないすか。プ〜クスクスクス」

 

ゼミ室が和やかな雰囲気に一瞬包まれた。

 

山田「はい、多分もうちょっとです!!」

ちびっこ先生「今何につまづいてるんすか?」

 

山田「・・・えっと、わかりません。」

ちびっこ先生「ん?どゆことすか」

 

ざわつくゼミ室。

 

ちびっこ先生「8割できたっていう根拠は?どうやって確認してるんすか?デバック状況かあるでしょ?」

山田「目視で確認してます!」

ちびっこ先生「も、目視??まさか、コンパイルは、、してないってことすか?」

山田「はい!!目視です!!」

 

時が、止まった。

 

ちびっこ先生「き、き、君は…コードが合っているかどうかを、動かさず…目で…確認してるんすか…??」

ちびっこ先生「プ〜〜〜〜〜クスクスクスdんsfじょいじおjぢだjぢおsふじこ」

 

ちびっこ先生は、壊れた。

 

山田のゼミ伝説②「はじめての社会科見学」

ゼミ発表の順番が来ると、なにかしらテーマを持ち寄り、

パワーポイントのスライドを作って発表する。

といっても、今の研究の進捗を発表するのが暗黙の了解ではあった。

 

※留学生が日本人学生より多いので、なぜかスライドは英語で作らなければならない縛りあり。

 

山田は「先週インターンシップ行って終わっちゃったので、今日はそれについて紹介します」

と言い、発表を始めた。

どうやら某通信キャリアのインターシップに行ってきたらしい。

 

 教授「せっかくの機会だ。興味深いね、どれどれ」

意外と皆食いついた。

 

しかし、

山田「新しいサービスをグループで考えて、和気あいあいしてて楽しかったです!」

教授「ん?」

山田「なんか、大きな司令塔?監視室見に行って、すごかったです!」

ちびっこ先生「…ただの、社会科見学じゃないすか…プ〜クスクス」

小学生並みの感想に、ざわつくゼミ室。

 

ちびっこ先生「…ほかに何か印象的な事なかったんすか?」

山田「あ、えっと!監視室でアラートがずっとビービー鳴ってました!その時岐阜県でトラブルがあったらしいです!」

ちびっこ先生「…そ、それは一番言っちゃいけないやつなんじゃないすか…プ〜クスクスクス」

 

小学生の社会科見学の発表は、無理やり幕を閉じられたのだった…。

 

 

いやー、山田かわいいですね。(白目)

ラボが崩壊した体制だと、こんな伝説級のゼミ発表が生まれるのかもしれませんね。

 

では、また!!!

 

 

【近況】中二病の同期がエリートコースに乗っちゃった話

 

中二病の会社の同期

僕の会社の同期にすんごい中二病の人がいまして、

口癖はこんな感じ。

 

・「俺は世界をアッと驚かせるクリエイターだぜ?」

・「教えてやんよ、本当のイノベーションってやつをな」

・「俺がやりたいからやるんじゃ!口出しは無用だ」

 

癖が強い…。すごくないですかね?

オカリンも真っ青かもしれない。

 

で、僕とこいつは部署が違うため、普段対して関わりはないのですが、

住んでる社宅が一緒なのです。

 

なおかつ、

僕が昔アプリコーダーとして色々活動していたことを話すと、

自称『クリエイター』の琴線に触れたらしく、

僕の部屋に来て、新サービスの妄想とか、将来の野望とかを永遠と語るだけ語って帰っていくという、

まぁ、要は自己中なやつなんですね。

 

なぜ彼はエリートコースに乗ったのか

最近、その話を聞いて耳を疑いました。

エリート部署へ配属になったというのです。

その部署というのは、会社の経営戦略の立案といった、若手社員がどんなに望んでもいけないところなんですね。

多分、問題を起こさない限り、最速出世で駆け抜けることができるでしょう。

 

なぜ彼は、そんなルートに乗れたのだろうか。

僕のイメージだと、中二病の人って、どう頑張っても「勇者王」にしかなれないのかなって思ってたんですよね。

「一撃で仕留めてや… な、なに〜〜〜!!!」(CV:檜山さん)的な感じでしょうか。

口だけで結果が伴わず、雑魚キャラとしてすぐやられちゃう、みたいな。

 

だから単純にすごいなと思ってしまった。

 

ちょっと冷静になって考えてみよう。

 

性格:わがまま、自己中

どのぐらい自己中かというと、人んちに12時間以上居座って、永遠と俺SUGEEE話を語る程度。

 

知識・スキル:ない

自称「クリエイター」を名乗っているが、ものづくり全般において全く知識が伴っていない。

 

行動力:異常にある

わがままなので、対人スキルは無さそうだが、自分の思い通りに行くまで行動しそうなタイプだ。

 

うん、なんか大体わかってきたぞ。

 

入社の時点で、ある程度決まっている説

ここで、別の要素を少し考えてましょう。

 

よく言われる『入社の時点で、もう既にある程度行く末が決まっている説』。

それは本当にあるらしいですね。

入社の時点で、どこに飛んで、どのぐらいのタイミングで出世して…みたいなディスティニーレコードがあるとか無いとか。

考えただけでぞっとしますね。

 

しかし、本人も「この異動は異例らしい」と言っていたので、さすがに今回の事までは決まってなかったかもしれないが、

ある程度、Aランク的なものは付いていたんじゃなかろうか。

 

これから求められる人材

やっぱり、

技術やスキルがなくても、「あれがやりたい、これがやりたい」と、自分の言いたいことを自己中なまでに主張できる人

が認められ、出世していけるのかな、というのが現時点での結論です。

 

なかなかそうなりたくても難しいですよね。

少し彼を見習って、(わがままなくらい?)主張できるようにがんばってみようかなー。

 

 

では、また!!!

 

【近況】glo(電子タバコ)ユーザーが、ガールズバーでモテる方法

不定期で思い立った時に、近況でも書いてみようかなと思います。

 

いやー、のっけから情報商材みたいなタイトルですね。(笑)

 

でも決して、ネックレス買ったただけ、バスタブにお札を溢れさせたり、いやというほどモテモテになったりみたいな話では無いです。

ほんと、しょうもない話がしたいだけです。

 

あと、しょうもない話と言えば、

日曜の早朝になんとなくテレビをつけたら、

『夫婦で苦労してお店を切り盛りして、やっとお客さんがたくさん来てくれるようになった』的なドキュメンタリーがやっていて、すごい感動したのに、

 

最後のオチが『元気の秘訣は、緑効青汁!』だったときの「おいおいおいおい!」って毎回だまされちゃうあの展開。

絶対に許してはいけない。もう3回は騙された。

 

流行りのglo(電子タバコ)を可愛くしよう!

で、本題です。

 

ブラック研究室でデスマーチの鬱憤をタバコで晴らしていた僕ですが、

最近、IQOS→gloと変えました。(IQOS壊れました)

そろそろやめなきゃなぁ・・と思いつつです。

 

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そして、シンプルなシルバーのボディがまたしっくり来ますねぇ。

と思っていたのですが、ある日Amazonをのらりくらり見ていると、

発見しちゃいました。

 

 

 

紙パックのいちごミルクや、コーヒー牛乳っぽく

カスタマイズできるシールが販売されていました。

しかも千円以下とのことで、即買ってしまいました。

 

コーヒー牛乳のシールを貼り、会社の喫煙室で吸っていると、

「お前なにそれ?!」「キャラに合わずかわいいな笑」と

ひっきりなしに色んな人から注目されました。

 

紙パックにストローを挿して飲んでいるスタイルに見えるようで、

インパクト絶大でした。

 

 

で、悲しいことにそのgloは紛失してしまったため、

泣く泣く2台目購入!そして、いちごミルクシールをセッツ!

 

しばらくして、以前に一度行ったことがあるガールズバーに立ち寄ったところ、

「あ!コーヒー牛乳の人だ!…って、あれ?!いちごミルクに変わってる!」

と、『コーヒー牛乳の人』で覚えられていたみたいです。笑

 

最近の中で、おすすめしたいアイテムNo.1ですね。

ぜひお試しあれ!

 

あれ、別にモテてなくね?

 

 

Phase30 ゴール君の要領の良さはブラック

 

blacklab-blog.net

 

前回、チップ製作のワンオペ体制を是正しようと、

1コ下の後輩、ゴール君に1からノウハウを教え込むことにした。

果たして、ひとりデスマーチから脱却することができるのか?!

 

今回でなんと、ブラック研究室エピソードは記念すべき第30回目なのです。

よくもまぁ、こんだけ書くことがありますね。

卒業まで頑張って書き切りたいと思います。いよいよ佳境に来ておりますよ。

 

ゴール君は、やっぱりゴール君

僕「ここでクロックが立ち上がるから、そのタイミングで…」

ゴール君「うーん。なるほど…」

僕「ここでビットを反転させて…」

ゴール君「ふーむ、なるほど…」

 

・・・

 

僕「どう、いけそう?」

ゴール君「おー、すげー!べっくすさん、わかりやすい!」

僕「ホッ、良かったぁ。」

ゴール君「はい! \(^o^)/」

僕「\(^o^)/」

ゴール君「ですね、さっきのやつ、10%ぐらい理解できました!」

僕「…え?」

ゴール君「はい! \(^o^)/」

僕「(^^)」

 

こんな調子だった。

大丈夫。辛いのはきっと最初だけだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日。

 

ゴール君「べっくすさん!質問しても良いですか?」

僕「お、やる気あるじゃん!」

ゴール君「はい! \(^o^)/」

僕「\(^o^)/」

 

ゴール君「えっと、昨日のところなんですけど…」

僕「ふむふむ…ここで波が立ち上がるから、足せば良くて…」

僕「(あれ…昨日と全くおんなじこと言ってる気がする。デジャヴかな?)」

僕「昨日のくり返しになっちゃったけど、これで大丈夫かな?」

ゴール君「はい!」

ゴール君「多分! \(^o^)/」

僕「(^^)」

 

いや、大丈夫だ。きっと大丈夫。

ほら、だって、質問するぐらいやる気を見せてくれているし。(中身は最悪だったけどね)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、別の日。

 

僕「次に今度はここで平均をとってやればさぁ…」

ゴール君「あの、べっくすさん」

僕「ん?どしたん?」

ゴール君「で、結局のところ、これのゴールってなんなんすか?」

 

出たぁ!!!

ゴール出たぁ!!!

 

 

こう来ることは予想していた。

だから優しく、こう諭してあげたのだった。

 

僕「ゴールはね、これを完成させて、僕が平穏に就職することだよ」

ゴール君「え?どういうことすか?」

僕「ゴールはね、これを完成させて、僕が平穏に就職することだよ」

ゴール君「いや、あの、そうじゃなくて…」

僕「ゴールはね、これを完成させて、僕が平穏に就職することだよ」

ゴール君「ひぃ!べっくすさんが壊れたおもちゃに…」

 

 

・・・・・

 

 

ゴール君「僕が聞きたかったのは、この製品自体が完成したときのゴールですよ」

僕「ごめんね、つい自分の欲ばっかり出ちゃったよ」

 

僕「わかった、きれいごと言ってもダサいから、この際はっきり言うわ。」

ゴール君「お願いします!」

僕「正直、この製品とかまじでクソ喰らえだ!高画質の動画をリアルタイムで圧縮して・・・なんてものは、もうすでに世の中いっぱいあるじゃねぇの。Chromecastさんとかさ。」

ゴール君「た、確かに…」

僕「だから、こいつを完成させたところで、何の新規性もねぇ。得られる名誉もねぇ。地位もねぇ。だからちびっこ先生も、関わらないようにしてるんだろう」

ゴール君「悲しいっすね、僕ら…」

 

 

このままだと、ゴールがしょぼすぎて、ゴール君はこのプロジェクトから逃げてしまうかもしれない。

だから、下げて上げる作戦をとった。

 

僕「…でも、この機会を逆手に取って利用してやることはできる。」

ゴール君「というと?」

僕「電機メーカー行きたいんだろ?完成品はしょぼいが、メーカーに近いプロジェクトを完遂させたとなれば、これはこの上ないアピールになる…」

ゴール君「な、なるほど!!」

僕「何者でもない俺らが、何者かになれるチャンスでもあるってことよ、フッ」

ゴール君「俺、がんばります!!  \(^o^)/」

僕「\(^o^)/」

 

うまくいったぜ。ウワッハッハッハッハ!!

さぁ、これで土台は整った。さぁいくぜ!

 

ゴール君はやはり要領が良い

やっぱり人生、そう上手くいかないのですね…。

 

1週間ほど経ったある日。

 

僕「は?」

 

 

ゴール君「俺、実は、来週から3ヶ月台湾に留学することになりまして!」

 

僕「は?」

 

ゴール君「なんで、あとヨロシクおなしゃす! 」

ゴール君「\(^o^)/

 

僕「クソガキが!!!」

 

 

こうして、ゴール君は、台湾へと旅立った。

その後壮絶なるデスマーチとなることを予想してなのか、

上手いこと逃げ切ったのだ。

 

正直、この要領の良さには感服いたしました。

 

後日談になりますが、

ゴール君は、もちろん今後もこのデスマーチに参加することもなく、

でも一応動画像チームなので、この件に関する論文を第一著者として、国際学会に出すことに…。

 

そして、安々と電機メーカーから内定をもらっていたっけ。

僕は完全に踏み台にされたのでした。チクショウ!!!

 

 

では、また!!!

 

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Phase31 指導体制がさらに崩壊していてブラック

 

Phase29 金縛りにあったあの夏の日はブラック

 

前回、ハードウェア(チップ)設計の世界はいかに残酷かということをお伝えしました。

 

結局、パソコンとかデジタル機器は、0か1かしか記憶できないアホの集合体であること。

でも、そんなアホが数億・数兆と集まることで、凄まじいスピードで膨大な計算ができ、人を凌駕した。

この世界を知ったおかげで、そんな気持ち悪い語りが実感を込めてできるようになったのですが、一体誰が得するんだろうか…。

 

 

それはさておき、

チップ作りは、まさにデスマーチという名の窮地に陥っているわけですが、

 

そんな時、旗から見た人はこう言うでしょう。

「困った時は、人を巻き込みなさい」と。

 

かー。なんというお言葉。身にしみますねー。

素晴らしい!

 

 

 

素晴らしいほどのテンプレ!

とりあえず、これ言っとけば良いだろ的なやつね。

 

 

だから僕は、それに対して、こう返すでしょう。

「そうだね。でも本当に困ってる時って、周りに誰一人として居ないんだよね」と。

 

なぜそこまで僕はひねくれてしまったのか、

それは、今後のエピソードを見ていただければわかるかもしれません!(白目)

 

こんなにも危機的状況

修士2年の夏。中間審査まで、あと半年ほどしかなかった。

 

チップ作りは、全30機能のうち、まだ3〜4機能しか実装に取り掛かれていなかった。

進捗率は、10%未満といったところ。

 

まずいぞ…。このままでは終わらない…。

そして、この時点ですでに寝不足がきていた。

 

ライフサイクルは、このパターンを一生繰り返す感じだった。

1日目:昼にラボに来て、夜に作業がノッてきたためおうちに帰らず。

2日目:朝5時〜9時ぐらいまで死んだようにソファで仮眠。(たまに金縛りにあう)

    起床後、近くのスーパー銭湯で生き返る。作業再開。

    夜11時ごろまで作業し、終電でおうちに帰宅。

    帰宅後も、リモートデスクトップで夜中2〜3時まで作業。

 

 

モチベーションが上がる作業では決してなかったため、

基本的に、変なテンションになる夜中が一番捗った。

 

で、力尽きてソファで仮眠をとると、2回に1回は金縛りにあった。

初めて金縛りにあったとき、怖くて心の中で絶叫したが、

そのうち、「あぁ、またか。はいはい、このパターンね。」とやり過ごせるようになっていた。

 

 

時事ネタを絡めると、

「デバックまじ半端ないって!」「こんだけ作業あるなら、先言っといてや!」って状況だった。

 

この体制を一刻も早く、なんとかしなければいけなかった。

 

「ワンオペ」かつ「OJT」というブラック

このチップ作り、いつの間にか、僕のワンオペと化していたのだ。

いやいやいや、どゆことよ。ひどすぎ。

このシフト、すき家よりブラックなんですけど。

 

 

というか、考えてみると色々とおかしかった。

 

このデスマプロジェクトをやる前、僕はチップ作りのノウハウを一切持っていなかった。

ましてや、この研究室がノウハウを教えてくれるわけもなかったので、

瞬時に学んで、それを瞬時に実装して・・・っていう過酷な状況だった。

つまり、完全に何も作戦会議が無いまま、特攻させられて、死なされるのだ。

 

「これぞ、オン・ザ・ジョブ・トレーニングだ!ヌワッハッハッハッハ!!」

と、竹内力みたいな強面が、高笑いして言ってそうなイメージ。

 

まじでブラック。てか、OJTってそういう意味じゃないからね。

 

 

人を巻き込むという神の手段は、時として役に立たない

神「べっくす君の、チキショウ一週間はどんなのだい?」

僕「月曜日は、ラボに泊まり〜、火曜日は金縛りにあって〜」

神・僕「土曜日は、はーたーんー!」

 

元ネタです。全然面白くなくて相当爆笑できます。(どゆこと?)


コウメ太夫のチクショー1週間 笑ってしまったら引退

 

 

神「この状況、まずいよね?なんとかしたいよね?」

僕「はい。神様ならこの状況なんとかできるんでしょうか?」

神「もちろん。じゃあ、早速、他にチップ設計ができる人を巻き込もうか」

僕「あたってみます!」

 

 

■他にチップ設計の知識があるメンバー

・ハッカー

  → 崩壊しているファービープロジェクトに引っ張られて今絶対無理。

・ちびっこ先生

  →このプロジェクト、ましてや動画圧縮自体に何が何でも関わろうとしない。

以上。

 

僕「無理でした!」

神「なるほど。じゃあ、はたんだね」

僕「ケッ、救いの神なんてあったもんじゃない…。消えな!」

 

こうして、状況は変わらなかった。

 

それでもマンパワーを僕は信じた

それでも、この研究室がないがしろにしてきたものを、僕は信じたかった。

 

それは、他の研究室では当たり前のように繰り広げられている、

 

先輩が後輩を育て、その後輩がそのまた後輩を育て・・・というシステムの可能性だ!

 

良い言い方をすると、自律的な教育のかたち。

悪い言い方をすると、先輩が一生楽できるマルチ商法だ!

 

次に僕は、この可能性に挑戦してみようと思い、立ち上がった。

 

僕「ゴール君、ちょっといいかい?」

ゴール君「べっくす先輩、お久しぶりです!目が死んでますね、ハハハ」

 

同じ動画圧縮チームの1コ下の後輩、ゴール君に白羽の矢を立てた。

ゴール君に、チップ作りのノウハウを叩き込むことで、人材不足を解消だ!

 

 

次回、果たして、この戦略はうまくいくのか?!

では、また!!!

 

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Phase30 ゴール君の要領の良さはブラック