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元手ゼロで海外向けWebサービスは成功するのだろうか?

 

こんにちは。

刻々と会社員生活が終わろうとしていますが、7月7日、七夕のとのことで。

こんな日は、やっぱり何かビッグなドリームを夢見たいですよね。

 

例えば、ラッキーなゾロ目ということで、朝から並ぶもよし。

まだ見ぬ運命の人へ、短冊に想いをのせるもよし。

こんな風に一人で黙々とブログを書くもよし。

 

私ごとで恐縮ですが、何年か前にビッグなドリームを抱いて、儚く散った物語でも書きますか。

 

そのビッグなドリームとは・・・

元手(ほぼ)ゼロで、海外向けWebサービスを一発当てたい!!

です。

 

 

日本は狭すぎました。

なんていうか、パイの奪い合い? 先進国の暗い未来? わたくしの時代到来?

 

 

まずは日本で当ててから出直してこいって話は重々承知です。

いろいろありまして、当時3人でいきなり海外向けWebサイトを作ることになりました。

そこ大事だろと思われるかもしれませんが、言えないので、すみません。

とにかくいろいろあったんです。

 

 

結局、訪問者・利用者は3桁を超えられず、儚く散っていったのですが、

何をして、何がいけなかったのか、考察しませう!

 

 

前提条件

  • 元手ゼロとは言いつつも、毎月の小遣い程度は投資してもOK!(早速、結構メインな前提を崩していくスタイル)
  • 諸事情があり、サービス内容が言えないため、「日本文化の素晴らしさを伝えるWebサイト」ということにしておきます。
  • ワールドワイドに、8言語に対応するWebサイトとする。
  • 収益を上げる方法としては、Googleアドセンスの広告収入を想定する。
  • 会社員をやりながらの低リスク戦法とする。

 

要は、各国の言語に対応した記事メディア。なんの新規性もありません。

この分野において、元手ほぼゼロで狙っているというのが、唯一の新規性か・・。

 

やったこと①  8言語に対応したサイトを作る

前提の通り、「日本文化の素晴らしさを伝えるWebサイト」というお題ですから、

まずは、日本文化に関する記事を書きます。

 

ここはセンスが必要です。いや、むしろセンスしか必要ではありません。

センスがあれば良いのです。

そのセンスを皆、持っていないのです。

付け焼き刃の知識と言い回しで書かれた文章なんて、誰も読みません。

本当に・・・、本当に・・誰も読んでくれません。涙

 

おねがぁーい!この記事だけは読んでぇ!

 

ライターさんの凄さを今一度思い知ることになったのでした。

 

 

で、まぁ結局、なんとか記事を書きました。もちろん全て日本語で。

30記事ぐらいでしょうか。サイトとしてなんとか面目を保てる記事数といったところ。

こういったポータルサイトは、記事が顔となり、内容の面白さが商品です。

ここを蔑ろにしている時点で未来は無かったのでしょう・・。

 

対応させる8言語は以下の通り、

日本語、英語、韓国語、ロシア語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語。

 

日本語から、どのように各言語に翻訳するのかというと・・

でた、機械翻訳ぅ〜!!!

 

元手(ほぼ)ゼロということだったので、そりゃこれしかない。

これは、塩 IN 傷なのかもしれない。

 

やっぱり我々、自動翻訳された日本語のサイトを見た瞬間に、違和感というか、

あぁ、やってんな。って思いますよね。

各国の方々もやっぱり同じ気持ちになるのは明白ですよね。

 

儲かってから、各言語の翻訳家を入れようなんて夢物語。。

 

 

こうして、

・nihon-saikou.com/ja/ (日本語)

・nihon-saikou.com/en/ (英語)

・nihon-saikou.com/ko/ (韓国語)

 ・・・

というように、8言語(ほぼ)同じ内容の記事メディアが完成。

 

僕の場合、とあるやりたいことをやるために、

サイトのフロントエンドからバックエンドまで、1からフルスクラッチで作りましたが、

上記のことをやるだけなら、WordPressに他言語対応のプラグインを入れれば実現できちゃいますよね。

 

 

やったこと? インフルエンサーに宣伝してもらってガッポガッポ

やりました!サイトも無事完成したので、

あとは、インフルエンサーにお伝えして、いい感じで宣伝してもらって、

あとは広告収益額がうなぎ登りで上がっていくのを楽しみに見ていくだけになります。

 

 

・・・

 

 

なんだよそいつ。

どこに居んだよ。誰だよそいつ。

 

・・・

 

残念ながら、そんなコネも投資資金もございません。

粛々と活動していくほかありませんでした。

しかも、世界各国に向けたサービスであれば、日本国内だけでなく、

世界各国のインフルエンサーと繋がっていなければなりません。

・・・無理っす。

 

ところで、インフルエンサーの定義って、

SNSのフォロワー数が数十万以上いる人、みたいなことで良いんですかね?(小声)

 

やったこと② 男は黙って、SEO対策。

サイトを作ったのは良いとして、

何かドラスティックな宣伝・広告の手法が思いつくまでは、我慢勝負です。

 

Google先生がいろんなお友達を連れてきてくれるのに期待して、

SEO対策をしませう。

 

1. サイト内のHTMLタグ、段落の構成をきちんとね

この辺は昔から言われているやつですよね。

まさに耳タコ。

 

wacul-ai.com

 

titleタグを付けようとか、descriptionちゃんと書こうとか。h1~5タグがどうとか。

WordPressで作っているなら、元々のタグ構成がしっかりしていて良いし、

心配性の方は、SEOに特化したプラグインを入れるのもベター。といったところでしょうか。

 

kinsta.com

 

2. Google Search Consoleに登録しようね

これも忘れちゃいません。

 

support.google.com

 

サイトの存在を、こちらからGoogle先生に事前にお伝えすることができます。

さらに、サイトの案内図(サイトマップ)も「どうぞ」と添えておくと、

期待通りのページに、お友達をたくさん連れてきてくれるかもしれません。

さすが、Google先生。

 

1からフルスクラッチでブログエンジンを作ったみたいなものなので、

当然ここも妥協しませんでした。

ボタン1プッシュで、8言語分のサイトマップを自動で作ってサーバ内に格納しておく機能を作りました。

 

が、結果は虚しく、半年経過観察しても、

1日の流入数は、1言語あたり5〜10件ぐらいにしかなりませんでした。

 

敗因としては、

  • このサービスを一言で表せる言葉が無く、検索キーワードに引っ掛からなかった。
  • 各言語ごとにバズワードを使った記事を書かなければ、浮上してこない?

といったところでしょうか。

 

やったこと③ Google広告で宣伝!

サイトはできたものの、人が来る気配がありません。

我がサイトを宣伝しませう!

 

ということで、Google広告で出稿。

※これはもちろんお金が掛かります。

元手(ほぼ)ゼロとは言いましたが、ほぼと言っている通り、これと、あと月々サーバ代が少々掛かっています。

 

広告の予算額が設定できるのですが、

前提条件の通り、月数万とかお小遣い程度の範囲で設定しました。

 

また、どの国々をターゲットに広告を出すかなども細かく設定ができますが、そこは繊細かつ大胆にいきました。(?)

 

もちろん、広告を出してから数日間にわたり、

1クリック(訪問)あたり平均数十円のほどで、お友達がいっぱいきてくれました。

ですが、リピート率がとても悪く、後日また来てくれませんでした。

 

広告を打っても持続的な訪問者数増加が見込めないのです。

 

これは、どう捉えれば良いのでしょうかね。

  • 予算金額が圧倒的に戦力不足のせいで、定着にまで到らない。(逆に月数百万円〜数千万の予算を積めば、定着するかもしれない?)

この広告を出すという手法は、単に資金的な敗北によるものなのか、

 

それとも、

  • コンテンツの質が良くないため、いくら広告を打とうが持続的な増加は見込めない?

ここが一生ついて回るものだったのか。

 

 

真相は闇の中ですが、そりゃコンテンツが良いに越したことは無いですよね。

 

あと他には、地道に、各国でのWebサービス紹介サイトに、掲載依頼を出したりなど、

特に真新しい手法は思いつかずできませんでした。。

 

みなさんのビッグなドリームは何でしょうか?

では、また!