ライ先生が一瞬で首切られたり、水面下で雰囲気最悪なファービープロジェクトが進行していたりと、修士1年時代も、怒涛のブラックさを発揮しているこのラボ。
年中いろんな出来事がありますね。
中でも、人が増えたり、減ったり(白目)すると、やらなくちゃいけないのが歓送迎会(いわゆるただの飲み会)ですね。
今回は、それにまつわるエピソード。
笑えないミスター幹事
修士1年生は、研究室生活の中で、一番雑務を抱えていた学年だったな、と振り返ってみて思う。
① 後輩の勧誘・アピール
② PCのアカウント/ソフトのライセンスの管理
③ 学会の運営業務
④ よくわからん教授の交通費申請(事務員がいないから)
⑤ コピー用紙、トナーの補充(事務員がいないから)
⑥ 研究室のホームページ更新(事務員がいないから)
事務員さん、早く来て!!
研究の指導されないのに、総務みたいなことはいっぱいやっちゃってるよ!!
で、最後に、
⑦ 飲み会/イベントの幹事
とくるわけです。
それも、かなりドイヒーなのが・・・
僕「ライ先生の歓迎会を開かないとね。前回僕が幹事だったから、次は〜」
ヤンキー「・・・おれ、バイト忙しいから。」
そればっかだな!
ハッカー「・・・ウワハハ」
なんだよ、ウワハハって!
秘書「・・・・・」
なんか言えよ!
ってな毎回の感じで、1年間全部の歓送迎会・BBQパーリーなどの幹事を、僕がやらされるハメになった・・・。
ひどすぎる・・・。
確かに、このラボに関わりたくないのはわかるけどさ。
このラボの飲み会は盛り上がりに欠ける
放置されている学生は、縦(先生)の絆も、横(同期・先輩後輩)の絆も生まれてなんかいない。
激務を強いられている学生は、目が死んでいるし、なにせ他との関わりを持つことはない。
そうなってくると、開いた研究室の飲み会で、盛り上がるイメージなんて誰が湧くものか。実際、盛り上がらないのだ。
教授はお構いなしに、「お〜い!誰か✕✕✕(大手企業)行きたいやついないの?!行かせてやんよ!ニッ」
とか大声で騒いでるけどね。
だから、だれもその会社に行けた先輩いないじゃないですか・・・。
強いて学生同士、盛り上がる時といえば、飲み会に来てくれたフレンドリーな留学生に、変な日本語を教えて「あの人に、それ言ってみ!言ってみ!」と煽ったりする、汚い笑いぐらいだろうか。
最低だな!
そんな雰囲気を変えられないだろうか・・・と、僕は常々思っていた。
頼ったのは、やっぱり汚い笑いでした。
いつの間にか、たまにゲス話をして笑い合える1コ上の先輩ができた。
仲の良い1コ上の先輩:島さん
体格はひょろ長く、アスパラガスみたいな見た目。
花形の『音声チーム』に所属。
しかし、泥舟のファービープロジェクトをうまいこと避けまくってきて、自ら被・放置ポジションを手に入れいれてきた、要領の良さではNo.1エースな人。
島さん「え、次またお前が幹事かよ!」
僕「そうなんす。でも、毎回お葬式みたいな空気やめてほしいですよね〜」
島さん「何か出し物でもやれば良いんじゃね?」
僕「教授に腹踊りやってもらうとかどうすか?」
島さん「それだ!・・・じゃねぇよ!ハハハ」
こんな調子で話していると、
島さんがなんとなくカタカタとAmazonで余興のアイテムを探し始めた。
島さん「こんなんどうよ!笑」
PCに映し出されていたのは、女装用のウィッグだった。
島さん「これで女装して、教授に甘えようぜ!」
僕「・・・・」
一瞬、電撃が走った。
僕「これだ!!!2セットポチりますね!」
島さん「・・・え?マジでやるの? え?」
こうして、女装用のウィッグを2セット購入し、
島さんと「飲み会で教授に甘える大作戦」を決行し、笑いをかっさらう計画を練ったのだった・・・。
不安のアロマしか漂っていないが、
次回、果たしてどうなる?!
では、また!!!
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