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Phase23 飲み会改革プロジェクトはブラック?(前編)

 

ライ先生が一瞬で首切られたり、水面下で雰囲気最悪なファービープロジェクトが進行していたりと、修士1年時代も、怒涛のブラックさを発揮しているこのラボ。

 

年中いろんな出来事がありますね。

中でも、人が増えたり、減ったり(白目)すると、やらなくちゃいけないのが歓送迎会(いわゆるただの飲み会)ですね。

今回は、それにまつわるエピソード。

笑えないミスター幹事

修士1年生は、研究室生活の中で、一番雑務を抱えていた学年だったな、と振り返ってみて思う。

① 後輩の勧誘・アピール

② PCのアカウント/ソフトのライセンスの管理

③ 学会の運営業務

④ よくわからん教授の交通費申請(事務員がいないから)

⑤ コピー用紙、トナーの補充(事務員がいないから)

⑥ 研究室のホームページ更新(事務員がいないから)

 

事務員さん、早く来て!!

研究の指導されないのに、総務みたいなことはいっぱいやっちゃってるよ!!

 

で、最後に、

⑦ 飲み会/イベントの幹事

とくるわけです。

 

それも、かなりドイヒーなのが・・・

僕「ライ先生の歓迎会を開かないとね。前回僕が幹事だったから、次は〜」

 

ヤンキー「・・・おれ、バイト忙しいから。」

そればっかだな!

 

ハッカー「・・・ウワハハ」

なんだよ、ウワハハって!

 

秘書「・・・・・」

なんか言えよ!

 

ってな毎回の感じで、1年間全部の歓送迎会・BBQパーリーなどの幹事を、僕がやらされるハメになった・・・。

ひどすぎる・・・。

確かに、このラボに関わりたくないのはわかるけどさ。

 

 

このラボの飲み会は盛り上がりに欠ける

放置されている学生は、縦(先生)の絆も、横(同期・先輩後輩)の絆も生まれてなんかいない。

 

激務を強いられている学生は、目が死んでいるし、なにせ他との関わりを持つことはない。

 

そうなってくると、開いた研究室の飲み会で、盛り上がるイメージなんて誰が湧くものか。実際、盛り上がらないのだ。

 

教授はお構いなしに、「お〜い!誰か✕✕✕(大手企業)行きたいやついないの?!行かせてやんよ!ニッ」

とか大声で騒いでるけどね。

だから、だれもその会社に行けた先輩いないじゃないですか・・・。

 

強いて学生同士、盛り上がる時といえば、飲み会に来てくれたフレンドリーな留学生に、変な日本語を教えて「あの人に、それ言ってみ!言ってみ!」と煽ったりする、汚い笑いぐらいだろうか。

最低だな!

 

そんな雰囲気を変えられないだろうか・・・と、僕は常々思っていた。

 

頼ったのは、やっぱり汚い笑いでした。

いつの間にか、たまにゲス話をして笑い合える1コ上の先輩ができた。

 

仲の良い1コ上の先輩:島さん

体格はひょろ長く、アスパラガスみたいな見た目。

花形の『音声チーム』に所属。

しかし、泥舟のファービープロジェクトをうまいこと避けまくってきて、自ら被・放置ポジションを手に入れいれてきた、要領の良さではNo.1エースな人。

 

島さん「え、次またお前が幹事かよ!」

僕「そうなんす。でも、毎回お葬式みたいな空気やめてほしいですよね〜」

島さん「何か出し物でもやれば良いんじゃね?」

僕「教授に腹踊りやってもらうとかどうすか?」

島さん「それだ!・・・じゃねぇよ!ハハハ」

 

こんな調子で話していると、

島さんがなんとなくカタカタとAmazonで余興のアイテムを探し始めた。

 

島さん「こんなんどうよ!笑」

 

 

PCに映し出されていたのは、女装用のウィッグだった。

 

島さん「これで女装して、教授に甘えようぜ!」

僕「・・・・」

 

 

一瞬、電撃が走った。

 

 

 

僕「これだ!!!2セットポチりますね!」

島さん「・・・え?マジでやるの? え?」

 

こうして、女装用のウィッグを2セット購入し、

島さんと「飲み会で教授に甘える大作戦」を決行し、笑いをかっさらう計画を練ったのだった・・・。

 

 

不安のアロマしか漂っていないが、

次回、果たしてどうなる?!

 

では、また!!!

 

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