カリキュラムも不明なまま、僕とハッカーの2人はタイへ2週間留学することとなった。
1日目 現地の大学へ
僕、教授、ハッカーとで、バンコク市内の大学の研究室へ。
僕「マイネームイズ、僕です」
ハッカー「マイネームイズ、ウワハハ」
と、顔合わせと拙い英語での自己紹介を済ませた。
教授「じゃあ、研究内容を紹介したまえ。ニッ」
という無茶振りで、僕とハッカーの酷い卒論のパワポをコネコネしたものを適当な英語で紹介した。
向こうの研究室メンバーからも研究内容の説明があった。
何言ってるか全然わからんかったが。
教授「で、カリキュラムだけど、明日と明後日の講義に出てもらえればそれでいいから。じゃあ、今日は解散!」
うそだろ?2週間中、たった3日しか予定はないらしい・・・。
まじで何しに来たんだか・・・。
てなわけで、向こうのメンバーのご厚意で、食堂を案内してもらい、
Facebookを交換して(そういう憧れがあった)、バイバイした。
言葉の壁があり、色々困らせちゃったけど、しょうがないよね。(←おい)
そして、宿へ向かった。
5つ星のホテルだ!!!
バンコクの BTS「アソーク駅」から徒歩3分の、「ジャスミンエグゼクティブスイート」
こんな5つ星のホテルに2週間タダで滞在できるとは、まじでお得すぎる…この留学…。
5つ星といっても、日本円で一泊7〜8千円で泊まれてしまうので、さすが物価が安いタイ万歳!
ミニキッチンも付いていたので、近くの「ターミナル21」というデカいデパートで、パイナップル一房(100円ぐらい)を買ってきて、
豪快に包丁で裁き、まるごといただいた。最高かよ!
2日目 大学で講義
全部英語の授業を2時間ぐらい受講して終わり。
タイの方の英語は癖があって、ほんとに聞きづらいんですよ…。
まぁのほほんと過ごし、2日目も終了。(あんまり記憶がない笑)
3日目 カリキュラム最終日で事件が起こる…
朝起きて、メールチェックすると、教授からメールが来ていた。
「今日、ウォンさんと合流して、講義を受けるように」と。
ウォンさんとは、うちの研究室の中国人の留学生だ。
いっつもチラ見すると、ニコ動しか見ていない、真面目系クズだ。
学会か何かの用事で、今日バンコク入りするらしい。
ハッカーとホテルで朝食を済ませ、大学に行こうとすると、電話がなった。
ウォン「タスケテ下さい!!財布盗まれて動けマセン!!」
やっぱり厄介なことに巻き込まれた。
僕「いま何処ですか?!迎えに行きます!」
ウォン「○○駅デス!お願いします!」
ハッカーと2人で、ウォンさんがいるという駅に急いで向かう。
僕「○○駅に着きました!何処ですか?!」
ウォン「アリガトゴザイマス!何処ですか?」
僕「○○駅です。改札の中ですか?」
ウォン「ソウデスカ。ぼくは今、✕✕駅にイマス。」
バカかよ!!話通じねぇ!!なぜ移動した??
結局、振り回された挙句、なんとか合流し、
1時間遅れで大学の講義室に到着。
しかし、既にもぬけの殻だった…。
連絡先も何もわからないため、その日はおとなしくホテルに戻ることにした。
翌日…
朝イチ、電話が鳴った。
教授「昨日講義に行かなかったらしいな!!どういうことだ!!」
ひぃいいいい!!!!
教授の激おこに対してひたすら謝り、ウォンさんの事態を伝えて、
まぁ、そういうことなら…となんとか収束した。
しかし、なぜか院の卒業まで「お前たち、留学行かせたのに講義サボったよな?」と数年間ずっと根に持たれ続けることとなる。
なぜだ…。なぜなんだ…。ちきしょう。
結局、後味の悪いまま、全ての留学カリキュラムが終わった。
あと、10日間。この自由という名の罪を存分に味わうとともに、いくつかまた事件が起こることになるとは…。
では、また!!!
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Phase11 ブラックなタイ留学編その3 〜ネオン街はやはり美しい〜