【本編】ブラック研究室
blacklab-blog.net 前回のとおり、後輩のゴール君は海外逃亡しちゃうし、 ハッカーは別のデスマプロジェクトに引っ張られるし、 ちびっこ先生はプ〜クスクスと含み笑いだけして助けてくれないので、 動画圧縮チップは、絶賛ワンオペ開発中となっている修士2…
blacklab-blog.net 前回、チップ製作のワンオペ体制を是正しようと、 1コ下の後輩、ゴール君に1からノウハウを教え込むことにした。 果たして、ひとりデスマーチから脱却することができるのか?! 今回でなんと、ブラック研究室エピソードは記念すべき第3…
前回、ハードウェア(チップ)設計の世界はいかに残酷かということをお伝えしました。 結局、パソコンとかデジタル機器は、0か1かしか記憶できないアホの集合体であること。 でも、そんなアホが数億・数兆と集まることで、凄まじいスピードで膨大な計算がで…
blacklab-blog.net 前回、「今明かされる、知られざるチップ設計の世界 〜影と影〜」と題して、 大変に変態な記事を紹介しましたね。 とにかく、演算用の組み込みハードウェアや、チップの製作は死ぬほど大変だということを、みなさんに知ってほしいのです。…
blacklab-blog.net 教授の凄まじいドジっ子っぷりにより、放置系ブラックから一気に、激務系ブラックに変化したこの研究室。 調べてみると世の中には、忙しすぎて就活もさせてくれないようなブラック研究室があるようだ。 就活中はまだ放置系ブラックのまま…
前回、事件が起きた。 blacklab-blog.net それは、修士2年の春先の出来事だった。 就職先も僕の調子の良い性格が功を奏して、早々と決まっており、 春・夏・秋のみなみけ三姉妹を悠々とやり過ごし、凍てつく冬の修論を「パパン、なんとかして〜」と教授に泣…
あなたは、どれほどのドジっ子までなら笑って許せますか? 僕がギリギリ許せたのは、以下のレベルぐらいかな。 友達3人とスノボに行った時、 リフトを登り、友達Aに滑りを教えるために、友達Bにボードを預けたら、 友達B「ごっめ〜ん、お前のボード下に流し…
blacklab-blog.net 前回、研究室の飲み会は盛り上がりに欠けるということで、 1コ上の先輩、島さんと禁断の飲み会改革プロジェクトを策略したのだった。 そのプロジェクトとは、ウィッグで女装し、教授に甘える、というちょっとした余興だ。 ショボいプロジ…
ライ先生が一瞬で首切られたり、水面下で雰囲気最悪なファービープロジェクトが進行していたりと、修士1年時代も、怒涛のブラックさを発揮しているこのラボ。 年中いろんな出来事がありますね。 中でも、人が増えたり、減ったり(白目)すると、やらなくち…
blacklab-blog.net 前回、「今でしょ?」的な熱意は溢れている中国人のライ先生が、特任助教授としてこの研究室にやってきた。 しかし、熱意とは裏腹に、何を言ってるのか理解不能のため、ライ先生主催の集中講義は、生徒のボイコットにより成立できなくなっ…
前回、楽しいリゾート地で開催された国際学会の、やっと学生らしいまともでホワイトな話をしたんですが、 そのちょっと前、新しい先生がうちの研究室にやってきたのです。 新しい特任助教授、ライ先生 ライ先生「アハ。はじめまして。ライです。」 決して、…
ブラック続きでげんなりですね…。 そういうわけで、たまには明るいエピソードを書きましょう。 ええ、そうっすよ…。じゃないとやってられないですからね!プ〜クスクス 僕が国際学会に? 修士1年の夏目前、僕とハッカーは教授室に呼ばれた。 教授「そろそろ…
以前も少し触れたが、この研究室は、なぜか日本人学生よりも、外国人留学生の方が人数が多い。 この時点でほんと怪しんだ方が良いぞ! で、思い返してみて、4タイプの留学生に分けられるなぁ、と思いつつ書き出してみた。 ①放置の毒牙にかけられ、もう何を…
blacklab-blog.net 前回、僕は窓際の『動画像チーム』の底力をちびっこ先生に見せつけるべく、修士1年の夏前、動画圧縮シミュレーターを爆速なものへと改良することに成功した。 結果を出しやすい環境を作ることで、「やるな、このチーム」と認識を改めても…
新たなメンバーも不本意ながら増え、新装開店した窓際の『動画像チーム』。 いつまでも、指導されない無法地帯に追いやられ、沈みゆく泥舟に乗り続けるわけにもいかない。 バカにされ続けてたまるか! そう、これは、アプリコーダーでもある僕自身のプライド…
blacklab-blog.net 前回、ちびっこ先生から無能の烙印を押されてしまった、1コ下の後輩(ゴール君・もみあげ)が、窓際の『動画像チーム』に転籍してきた。 人材の墓場として送り込んでくるの、まじでやめてよね…。 僕ら達も、人のことは言えないが、あえて…
一筋の光であったちびっ子先生も、実態はただのブラック要因でしかなかった。 「うちのラボらしいや!」と、スネ夫も院生になったら言い兼ねないフレーズで、 僕とハッカーの二人だけの特命係、窓際の『動画像チーム』は今日も不毛な研究を繰り広げるのであ…
blacklab-blog.net 前回、急きょ新しい先生が来ることになり、 すき家よりもブラックな、教授ワンオペによる超放置体制からいよいよ解放されると信じた僕らだったが・・・ はじめまして、ちびっこ先生 5月初め、とうとう新しい先生がこのダルダルな研究室に…
真価が問われる大学院編へ いよいよ大学院編ですよ! 周りから話を聞く限りでは、正直、学部生は指導に力を入れてもらえず、放置系ブラックになりがちな研究室は多いようですね。 (といってもうちは要らない事件が多かった気がする…) しかし、ここからが研究…
僕とハッカーは、引き続きバンコクにて絶賛沈没中であった。 ハッカーの興味の矛先はというと、 ハッカー「電気街があるらしい。行くしかないでしょ、ウワッハッハッハ!!」 やっぱり電気街だった。 さすがハッカー、ぬかりはないようだ。 タイの電気街、パ…
僕とハッカーは、教授の薦めでタイ留学に来ていた。 2週間中たった3日間のみのカリキュラムが終わってしまった今、残り10日あまりを自由気ままに過ごすことになり、まさに沈没、ロスト・イン・タイランドなのだ。 ※あてもなくその地に長期滞在することを…
カリキュラムも不明なまま、僕とハッカーの2人はタイへ2週間留学することとなった。 1日目 現地の大学へ 僕、教授、ハッカーとで、バンコク市内の大学の研究室へ。 僕「マイネームイズ、僕です」 ハッカー「マイネームイズ、ウワハハ」 と、顔合わせと拙…
ダルダルな大学4年が終わる頃… 1ヶ月に一回の頻度でしか会えない教授ワンオペの中、 夏の大学院入試や、冬の学部の卒論を、ただなんとなく終え、ただ水が流れるが如し。 (だいぶ飛んだな) 特に、学部の卒論発表なんか研究室内でしめやかに行われるだけな…
前編はこちら↓ Phase7 やりたいこともやれないこんな研究室じゃ(前編) - ブラック研究室へようこそ! 締め切りは明日だよ?どうするヤンキー 僕とハッカーは、教授からのミッションをこなし、 明日教授に結果を見せることになっていた。 そこで、バイトに…
やりたいことがやれる環境に身を置くのは難しい…。 なんだよ、いきなりテンションが下がる話だよ。 でも、ちょっと思い当たる節ないっすかね? 希望が通らない。運が無いのか、周りの見る目が無いのか、自分が悪いのか。 気付いたら、あれれ?ここ何処?って…
定時に上がれるとか、いっぱい休めるというのは、 『ホワイト』と表現されるでしょうが、 度が過ぎて放置の域に達してしまうと、なんてことでしょう! 『ブラック』になるのです。 大学4年のころの生活 大学4年になると、授業がなくなるので、みな研究室に…
また?! …え?ちょっとやべーって!やべーよ!! もしや、またその展開?! ようこそ。そう、お察しの通り。 ここなら特別で唯一無二の経験ができるんだ。 どんなにぶっ飛んだ出来事でも、きっと君は驚かなくなるだろう。 悪いことは立て続けに起こる。 …そ…
このふざけたタイトルは何なんでしょう… そうだよ、お察しの展開だよ!(白目) 4月も目前となり、もうすぐ大学4年にあがろうとする頃。 ちょっとずつ何かここで有意義な過ごし方を増やしていきたいと思い、 マッキー/ヤマさん先輩から「MATLABの使い方」的な…
事件は、配属してまだ3ヶ月。 春。大学3年の終わりに起きたのだ。 ちょっとこの件に関しては、面白おかしく書ける内容では無いけれど、 事実として書こうと思う。 とまぁ、まず事件を語るにあたって2コ上の先輩について紹介しないといけないんで、 そこは面…
配属先の研究室が決定してから、 特に何も音沙汰が無いまま、数週間。 他のクラスメイト達の、居室で鍋パだのタコパだのマリパだのを楽しんだアピールは、 もういい加減気にならなくなってきた。・・・はず。 (マリパ=マリオパーティね。そんなことはどう…