配属先の研究室が決定してから、
特に何も音沙汰が無いまま、数週間。
他のクラスメイト達の、居室で鍋パだのタコパだのマリパだのを楽しんだアピールは、
もういい加減気にならなくなってきた。・・・はず。
(マリパ=マリオパーティね。そんなことはどうでもいい!)
何気ない日々を過ごしていると、メールの着信。
『12/XX 15:00〜 新メンバー紹介』
とうとう招集がきた!!
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そして、顔合わせの時。
大きいスクリーンがあるいわばゼミ室に、僕を含め4人通され、
まずは、おかっぱで滑舌が悪い准教授から、今後について説明があった。
以降、おかっぱ先生と呼ぼう。
見た目は冴えないが、この人がこの研究室を日々支えていると言っても過言ではないのだ。
教授は忙しいらしくほぼ捕まらない中、学生たちの指導全般を任されているとか。
そして、教授と先輩メンバーが勢揃いし、自己紹介タイム!
・・・おっと、僕の同期メンバーを紹介していなかったので、ここで触れておこう。
■ラボメンナンバー001:ハッカー
彼はパソコンを愛しすぎている。いや、もはやパソコンからも愛された男なのだ。
(ハッカーは、ただのあだ名ではあるが…)
そんな破壊級のITスキルで、ラボメン達を常に驚かせてくれる。
「ムワッハッハッハ!!」という独特の大笑いが、きっとブラックな事態を吹き飛ばしてくれることを願う。
■ラボメンナンバー002:ヤンキー
休日はバイクで激走。情報系とはミスマッチなヤンキーチックな人格が、
この物語の味を何重にも引き出してくれるだろう。
あと、意外にとてもまじめで誠実なのだ(笑)。
■ラボメンナンバー003:秘書
同期ラボメンの紅一点。堅実なので、同期みんなの秘書といえるだろう。
えーと、あとはなんだっけ…。
…そのうちきっと登場するぞ!
…とまぁ、こんな豪華な同期メンバーだ。
僕の人となりは、この物語を通じて感じ取っていただくとしよう!(適当)
自己紹介が終わり、
教授「よろしくね。じゃあ今日はこれにて解散!」
…え? ……え?!終わり? パは無し?!!
先輩たちはぞろぞろと居室へと帰っていった。
そして、またもや放置される日々が幕を開けたのだった。…おい?!
ブラック研究室にも様々なタイプがあるようで、放置もその一つだ。
放置エピソードはまだ少し続きます。
しかし!この研究室は今後いろいろなタイプを変えて、ブラックさをさらけ出していくから、Keep on Running!!(ヤケクソ)
ひとまず、次回はいきなり超大事件が起きます。(マジです)
>>Next Phase